室長挨拶

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室長挨拶

「名古屋大学学術憲章」において、名古屋大学は「自由闊達な学風の下、人間と社会と自然に関する研究と教育を通じて、人々の幸福に貢献することを、その使命とする」と述べています。この使命を適切に果たしていくためには、本学と関わるすべての人々が、障害によるいかなる差別も受けることなく、本学が生み出す教育と研究の恩恵に与れるよう環境を整えることが強く求められます。

このような要求を満たすため、本学では、2010年4月に学生相談総合センター内に障害学生支援室を開室し、さらにその後留学生を対象として国際教育交流センター・アドバイジング部門にソーシャルサービス室を設置して、障害の有無に関わらず、すべての学生が同様に修学できる環境をつくりだせるよう努めてきています。

また、国連の「障害者の権利に関する条約」の締結に向けた国内法制度の整備の一環として、平成25年6月、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(いわゆる「障害者差別解消法」)が制定され、平成28年4月1日から施行されています。

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名古屋大学副総長
障害者支援室長
木俣 元一

これを機に、名古屋大学では、本学と関わるすべての人々を対象に社会的障壁を撤廃することをめざして障害者支援室を設置しました。大学という場にふさわしい合理的配慮提供のあり方も含めて、未だに手探りの状態が続いていますが、本室のさまざまな活動を通じて障害を理由とする差別の解消に向かって少しでも貢献できるよう努力していきたいと思います。